主な活動は
①火曜日の4限の本ゼミ
本ゼミは基本的に教科書・論文の輪読とディスカッションが中心です。
経済理論の分析を中心にしたトピックスが多いです。
前期は基本的なテキスト・論文、後期はゼミ論文の進捗報告と執筆が主になります。
2022年度前期では以下の2冊を輪読しました。
1. チャールズ・ジョーンズ (1999)『経済成長理論入門』日本経済新聞出版社.
2. 阿部太郎ほか (2019)『資本主義がわかる経済学』大月書店.
②火曜日の5限のサブゼミ
上回生や大学院生が中心となりミクロ・マクロ・経済数学などについて丁寧に解説・復習してくれます。
扱うテーマは毎年ゼミ生の要望を聞きつつ決定しますが、これまでは以下の内容を扱いました。
:ミクロ経済学・マクロ経済学・経済成長論・R(統計ソフト)の使用方法・計量経済学の理論など…
2022年度は
1.経済数学の基礎
(微分・偏微分・合成関数の微分・全微分・陰関数定理・ラグランジュ未定乗数法など)
2.ミクロ経済学(効用最大化問題・利潤最大化問題など)
3.新古典派経済成長理論(ソローモデルなど)
を扱いました。
③後期のゼミ論執筆
2回生と上回生がグループになり、それぞれの興味のある分野に関して論文執筆を行います。
必ずしもゼミのテーマに沿う必要はなく、興味を持ったテーマについて、先生や先輩の助言に助けられながら研究を進めます。
2021年度の論文タイトルを以下に記載します。
『産業集積が生産性に与える影響―日本の都道府県の産業別データを用いた実証分析』
『資源枯渇化と人口成長および人口減少を伴う小国開放経済の持続的成長の可能性
―経済成長モデルを用いた分析』
③九州大とのインゼミ(2月頃)
それぞれが執筆した論文を九州大の瀧本ゼミとのインゼミで発表し、講評をいただいた後に、他ゼミ生との交流を行います。
④ゼミコン
今年は新型コロナウィルスの影響で開催できていませんが、例年ゼミのご飯会(飲み会)を開催しています 。
⑤ゼミ生の構成
2022年度時点のゼミ生の構成は以下のようになっています。
博士課程:1人(オブサーバー)
修士課程:3人(オブサーバー)
4回生: 2人(うち1名は他ゼミとの掛持ち参加)
3回生: 7人
2回生: 6人
これまで扱った本ゼミテキストの例(さらに詳しくはこちらをご覧ください)
①『経済成長理論入門』、日本経済新聞出版社
チャールズ・ジョーンズ 著、香西泰 訳
②『傲慢な援助』、東洋経済新報社
ウィリアム・イースタリー 著、小浜裕久・織井啓介・冨田陽子 訳
③『開発経済学』、創文社現代経済学選書
速水佑次郎 著
④『経済成長』
David N Weil 著、早見宏・早見均 訳
⑤『The Economics of Growth』、The MIT Press
Phillipe Aghion and Peter W. Howitt 著